全日本鍼灸学会 その一
こんにちは！ 院長の小澤です ＾。＾
私が20年以上所属している、この学会は、日本の鍼灸界で唯一文部科学省認可の学術団体です。
毎年6月に、大きな学術大会が行なわれ、5000人の会員の鍼灸師が参加し、臨床研究の発表をして現場に役立てています。
近年、国際向きに「日本のアイデンティティ」を確立する動きが高まっていますが、その中のひとつに「健康」が挙げられています。
日本は明治初期までは、古くから言い伝えられた伝統医療により国民のほとんどが健康を維持していました。
当時は、医師が少なく、薬は高価で、現在の様に気軽に医者に掛かれる人は少なかったのです。 そこで、家族や近所でちょっと器用な人が、薬膳食やお灸で体調を整えて生活していました。
そのキーワードは３つ
１、医食同源（いしょくどうげん）
２、心身一如（しんしんいちじょ）
３、全人的医療（ぜんじんてきいりょう）
【解説】
１は、
まず食べ物を工夫することで、健康でいられる身体作りをします
２は、
心と身体は繋がりがあり、健康＝気分が良い→社会的な幸せ（友達と上手く過ごす、会社でバリバリ働く、趣味を楽しむ）となります
３は、
その人の一部から全身をみて、その人全体に与える様々な影響を考慮して治療を行ないます。よって、健康な人→健康な家族→健康な地域→健康な社会に繋がります
私達も、常日頃からこの様なことに気をつけ、患者さんにも出来る範囲で実践のアドバイスを差し上げております。
健康とは、単に「病気をやっつける」のではなく「日頃からの養生」が大切なのです。
当院で行なっている東洋医術は、その理念に基づいて継続しています。
ポスター発表
「足のトラブルと全身症状の関係について」
晴天の京都国際会議場
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