靴の選び方 ~日本の歴史~
こんにちは! 院長の小澤です ^。^
日本人が靴を履くようになって、早、100年。
当初は、上流階級の方が、靴を履き始めましたが、庶民に普及したのは戦後のことです。 それ以前は、屋外では下駄や草履を履き、室内では裸足や足袋の生活でした。
明治以降、ヨーロッパから靴が輸入され始め、現在に至りますが、その時に何故か「もの」と共に入ってくるはずの「履き方」「選び方」が抜けてしまったようです。
日本の学校教育は、戦後様々に発展を遂げてきましたが、もののない時代には、子供たちのほとんどが裸足でした。
昭和15年生まれの方から聞いた話では、小学校の運動会で1等賞を取ったとき、商品が「ゴム靴」だったそうです。でも、嬉しいのと勿体無いのとで、履かずに大事に抱えて持ち帰り、帰宅後、仏壇にお供えしてから、夜は枕元に置いて寝たそうです。
そんな時代に登場したのが「上履き」です。
なにせ、ヨーロッパの子供たちが数百年前から履き続けてきた様な「革靴」は高価で買えなかったので、
*某大手靴メーカーが庶民の生活レベルに合わせた「裸足でなく、安価で足を守れるもの」を暫定的に作ったのです。
これは、言うまでもなく「靴」ではなく「底の丈夫なルームシューズ」です。
これをご覧になっているほとんどの方が、学生時代履いた経験があると思います。 私ももちろん、何も疑問を抱かずに履いていました。
さて・・・
人の足の骨は、生まれた時は「豆」のようです。
それが平均14,5歳で大人と同じ形に成長します。 それまでに、正しい靴で正しい歩行をすることが、大人になってからの全身状態を決める大事な要素となります。
しかし、私を含め、学生時代に自分の足の特徴と、靴の選び方や履き方、歩き方、怪我(足首の捻挫など)をした時の対処法を正しく教育された方はどれくらい居られるでしょうか?
日本人は、ヨーロッパの人からみて「偏平足」「歩く姿勢が悪い」とよく言われます。 これは、正に靴の選び方や履き方、正しい歩き方の教育が遅れている証です。
日頃の臨床でも、成長期から老後まで、ほとんどの方がご自分にあった靴や正しい歩き方を知りません。
いくら全身症状(腰痛や肩こり、便秘、顎関節症など)の原因改善に、靴の見直しを説明しても「初耳」のようです。
*ムーンスター社:明治期から足袋を作り、その後時代に合わせて、地下足袋や軍用の布靴、就学児童の上履きなどを作成し、世界有数のゴム靴製造会社となる。現在は、安価で心地よい靴作りを目指し、様々な足と靴に関する啓蒙活動を行っているようです。
最近は、ネットショッピングで靴を購入することが一般的になりつつあります。
本来は、現物を履いて、歩いてフィット感を試してから購入するのが望ましいですが、どうしても試す環境が整わない方は、せめて、ご自分のサイズ、ウイズ、トウの形位は合わせた上での購入をお勧めします。
つづく
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